TEAC ティアック  オーディオアンプ修理例
 
TEAC MA-7



ティアック TEAC MA-7

症状:動作しない、音が出ず、ボリュームを上げるとプロテクターがかかる

作業内容:各部電源電圧測定、電圧供給経路調査、電流値測定、不良個所、部品判断、代替品調査、修復

 アンプ内部信号経路調査、電圧測定、
 初段トランジスタ交換後、終段トランジスタ測定
 左/右パワーアンプブロック部初段から終段トランジスタまで破損、破損によりプロテクターがかかる
 周辺構成パーツ破損 右:出力なし 左:入力でプロテクターがかかる
 
 修復内容
 終段トランジスタ4ペア他 周辺構成トランジスタ交換
 終段トランジスタ代替品をペア選別新品交換

 電解コンデンサー全交換[除く大型ブロックコンデンサー]
 フィルムコンデンサー交換、調整用ボリューム4個新品交換
 リレー2個新品交換、同時に基板はんだ修正
 バイアス調整 各調整作業

 リアパネル入力RCA端子の劣化 金メッキRCA端子交換

 
 
TEAC A-BX10



ティアック TEAC A-BX10

症状:複数の異常症状

雑音が入る。
音が歪む。音が小さい。
ボリュームを上げると保護回路が働き電源が落ちるまたは不安定な動作をする。
音が出なくなる。

作業内容:信号供給回路経路調査、電源電圧調査、不良個所判断、修復

1:雑音が入る。信号経路調査
 メインボリューム、回すとノイズが発生する。
 メインボリュームを基板から取り外し、清掃。(メインボリューム他連型の特殊仕様)

2:音が出なくなる。
 メインボリューム部分に修理歴有り(取り外した形跡)
 前修理者がボリュームを外す際にドライバーで右後ろ部分をこじった痕あり。
 この時に基板パターンが破損。赤、黒2本の配線を追加して修復したもののハンダ不良で音が切れる症状が出る。
 上記部分を正常に修復(基板パターン配線にて修復)

3:L側音が小さくなる。リレー接点不良
  L側出力リレー交換、電源リレー交換(予備交換)

4:メインボリュームを27メモリ以上に回すと保護回路が働き全体の動作が不安定になる。
 L側アンプの異常、原因調査
 
 保護回路及びL側アンプ回路の調査
 保護回路動作調査:正常
 パワーアンプ動作:不良

 調査結果:アンプ全体の電解コンデンサーが劣化し正常に機能をしていない。
 (出力増大に耐えらない)
 アンプ内電解コンデンサーを調査、新品交換                          

5:調整不良
  バイアス測定、数値がメーカー規定よりも少ない。またはばらついている。
  測定機による調整作業、数値監視作業

サービス作業:アンプ内部蓄積ほこりの清掃、基板清掃