TELEFUNKEN テレフンケン オーディオアンプ修理例
TELEFUNKEN V201 A


テレフンケン TELEFUNKEN V201 A

お申し出の症状:ヒューズが飛ぶ

状態:電源異常、R側パワー出力しない2W程度、R側ハム音の発生

検査内容:内部電圧検査、内部部品の確認作業。

作業内容:各部供給電圧の測定調査、破損の原因調査
 破損部品の交換、各調整部の調整部品変更、関連劣化部品の交換

1:ヒューズが飛ぶ、各部の調査
 
 電源トランス破損調査:正常
 終段トランジスタ破損調査:正常

2:電源供給部のオーバーホール
 電源用ブロック型コンデンサ調査、入手不可部品につき加工の上すべて新品交換
 ブリッジダイオード入手不可部品につき加工、新品交換
 
 電源用基板
 関連トランジスタ全数交換、抵抗全数交換、電解コンデンサー全数交換
 内部ヒューズ(外部ヒューズとは異なる)3か所交換
 ツェナーダイオード交換、調整用ボリューム交換

 供給電源の確認作業

 電源スイッチにスパークキラーを追加(接点焼け対策)

3:パワーアンプ基板の部品交換とオーバーホール
 R側:異常 L側:不安定
 終段トランジスタ除くトランジスタの測定と部品市場調査と入手、入手不可部品の調査、代替部品調査
 ドライバートランジスタ(ペア測定品、オリジナル)新品交換
 周辺トランジスタ調査、入手可能部品の測定と交換
 入手不可部品、測定、代替交換                                
 電解コンデンサーすべて交換(加工の上新品交換)
 一部抵抗交換
 保護回路調整用ボリューム新品交換、動作確認

 バイアスボリューム新品新品交換、数値測定調整、数値監視
 中点ボリューム新品交換、数値測定調整、数値監視                                 

4:プリアンプ基板
  基板取り外し、電解コンデンサー全数交換
  関連トランジスタ全数交換

5:PHONO基板
  コンデンサ液漏れ等対策:基板取り外し、電解コンデンサー全数交換
                    
6:ボリューム
  メインボリューム、清掃(非分解パーツつき外部清掃) *清掃後、接点箇所によってはノイズ有、少々劣化
  バランスボリューム、清掃
  TREBLEボリューム、清掃
 BASSボリューム、清掃